メンタリストDaiGoさんがウクライナへ千羽鶴を送る日本人を非難したことが話題になっています。
千羽鶴を送る行為は東日本大震災の時など大量に千羽鶴が送られてきて処分に困ったという話があり、その後千羽鶴というとネット上で炎上する傾向があります。
そもそも千羽鶴をそれでも送りたいっていう人が本当にいるのでしょうか？
非難自体は最もな気もしますが、いったいどのような団体がどのような気持ちで千羽鶴を送ろうとしているのでしょうか？
ニュースソースを知りたくて調べてみました。
ウクライナへ千羽鶴送る日本人をメンタリストDaiGoやひろゆきが非難！
ウクライナへ千羽鶴送る日本人をメンタリストDaiGoさんが動画配信で非難したことが話題です。
当該行為については、実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏がツイッターで「千羽鶴とか『無駄な行為をして、良い事をした気分になるのは恥ずかしい事である。』というのをそろそろ理解して貰いたい」と投稿。ＤａｉＧｏはこれを受け、「ひろゆきさんの言う通り、ウクライナに折り鶴送るは狂気。実際は誰と助けないのに、いいひとぶりたい人のエゴでしかない。結局、口だけで誰も助けず、いい人振りたいだけの愚者の行動。そんな暇あるなら、バイトでもして、ウクライナに海外送金してあげなよと。」とつづった。
引用元
メンタリストDaiGoさんやひろゆきさんの言い方が「ちょっときつい」感じもしますが、私も完全に同意します。
千羽鶴を送る人に対する非難は↑のような主な理由があります。
しかし毎回千羽鶴を被災地に送るというニュースでネットは炎上すうるのに、なんでいつも千羽鶴を送りたがる人がいるのでしょうか？
しかし批判する側も誰だかどこの団体だかが千羽鶴を送ろうとしているのかわからずに、動機もわからずにただ非難しているだけのようです。
そもそも千羽鶴をウクライナに送る人は誰なのでしょうか？どんな人なのでしょうか？炎上してまで送るだけの理由があるのでしょうか？
気になったので調べてみました。
ウクライナへ千羽鶴を送るのは誰？ニュースから団体名や動機を調査！
千羽鶴をウクライナに送ろうとしている団体について過去のニュースから調べてみました。
以下の３つ団体の名前が千羽鶴＆ウクライナで上がってきました。
ロシア軍のウクライナ侵攻を巡り、平和のメッセージを送ろうと、ふじみ野市川崎、市立葦原中学校（今伊大校長、生徒数３５４人）の全校生徒らが約５千羽の折り鶴を作り、メッセージを添えて、２３日から同市役所１階ギャラリーと市立図書館で順次、展示する。テレビで同じ子供たちが爆撃を受ける悲惨な状況を目の当たりにした生徒の有志らが「何かできることをしたい」と奮起。有志らの心に芽生えた熱い思いと訴えに全校生徒が応えた。
引用元
ふじみ野市立葦原中学校は全校生徒354人で約5千羽の折り鶴を作り、市役所1階ギャラリーと市立図書館で順次展示したということです。
動機は生徒の有志たちが「何かできることをしたい」と奮起して全校生徒で、平和のメッセージを送ろうとして、生徒たちが全校生徒に呼びかけて実現したということです。
ふじみ野市立葦原中学校は「千羽鶴を折った」ものの、ウクライナに送ったわけではないようです。
中学生たちが戦争について考えて何かできることが千羽鶴を折ることだったということのようですね。
またウクライナに千羽鶴を送ろうとしているもう一つの団体は次の団体です。
保井円さんはフランスにいたことがあり、強い反戦の気持ちが起こったそうです。
保井円かさんは知人ら10人とあつまり抗議活動を行った時に50～60羽ほど鶴を折り、今後1000羽ほど折ったら大使館に送る予定だったそうです。
しかしその件が新聞で報道されましたが、SNSで「迷惑ではないか」という指摘を受けて大使館に送るのは辞めて、宿屋揖斐川に飾ることにしたそうです。
ロシアの侵攻で大変な状況にあるウクライナの人々の心に寄り添おうと、埼玉県行田市の障害者就労移行支援施設「レイズアップ」の利用者が、同国国旗の色の青と黄で折り鶴を作った。25日に東京都港区の同国大使館に届ける予定という。
引用元
こちらの障がい者施設では40人ほどの利用者が4,200羽の鶴を折って、ウクライナ大使館に届けるということです。
まあバイトで稼げるわけでも寄付ができるわけでもなく、障がい者の人が作業の合間に何かしようと思ってできることといえば千羽鶴を折ることなのかもしれませんね。
千羽鶴を思いついたのは施設の人でしょうし、障がい者の人ならがんばったら千羽鶴なら折れそうと思ったのかもしれませんね。
鹿児島県喜界町の町母子寡婦福祉会（原田千津江会長、会員１２６人）は７日、青と黄２色の千羽鶴を完成させた。ロシアの侵攻に苦しむウクライナの人々に寄り添いたいとの思いから、同国の国旗のカラーリングをイメージした。戦争の早期終結と世界の平和を願い、駐日ウクライナ大使館へ送る予定という。
全国郷土紙連合
鹿児島県喜界町の福祉団体が青と黄色の千羽鶴をつくり、こちらは本気でウクライナ大使館へ送る予定ということです。
千羽鶴の他にも
- 千羽鶴
- ストール
- 国旗
を送るということで、ストールと国旗は染色工房の女性が協力して仕上げたそうです。
こちらはお年寄りの方々が、老人ホームの慰問や花見、料理教室などを通して地域の交流を積極的に行っている団体だということです。
お年寄りの善意が千羽鶴になるということで、すぱっと非難するのも気の毒な気持ちもしてきました。
災害のたびにおこる千羽鶴問題！ありがた迷惑？送りたかったらどうする？
東日本大震災の時に千羽鶴が各地から送られて迷惑をしたという声があり、その後、千羽鶴と聞くたびにネットでは炎上します。
千羽鶴を被災地に送るというのは都市伝説ではなく本当にあるのでしょうか？
千羽鶴は昔そもそも神社などに祈願をして奉納するものでした。
それが広島の原爆症で入院していた少女の佐々木貞子さんがお見舞いとして折り鶴が送られたことから、病院で千羽鶴を送れば元気になれると信じて折り始めたいうことです。
千羽鶴は折られましたが佐々木禎子さんはその後死亡。
この話から平和祈願の象徴として千羽鶴が広島に送られることになりました。
千羽鶴の話は海外にも広まり、外国の子どもたちが千羽鶴を折って送られてきたりもするそうです。
また東日本大震災の際も外国の都市から千羽鶴が被災地に送られてきたこともあるということです。
とはいえ、やはり千羽鶴がいま只中にある被災地に送られるのは迷惑ですね。
何度もいいますが千羽鶴は以下のような理由で困っている被災地にはありがた迷惑です。
- 輸送のコストがかかる
- 邪魔だがゴミのようには捨てにくい
もしどうしても平和のために千羽鶴を折りたい場合は広島に送ることを提案いたします。
広島では千羽鶴はウエルカムのようなので、ウクライナに送りたい気持ちの千羽鶴も平和への祈りを込めて広島の「原爆の子の像」に持っていくなり郵送するなりしたらいかがでしょうか？
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