小説の「流浪の月」が映画化されて2022年5月15日から公開されることが発表されました。
主演の佐伯文役は松坂桃李さん、更紗役は広瀬すずさん、ほか多部未華子さんや横浜流星さんが出演します。
小説を読んでとてもおもしろかったので楽しみです。
とくに佐伯文役を松坂桃李さんがどう演じるのか・・・
あの小説の文の雰囲気を再現できるのでしょうか?
一歩間違うと引いてしまうような設定の小説ですので映画でどのような役作りや演技をするのかが注目です。
特に気になるのは佐伯文の病気。
ネタバレになりますが、佐伯文の病名は何なのか?なども含めて記事にしてみました。
本屋大賞の小説「流浪の月」が映画化!佐伯文役は松坂桃李のキャラは合ってる?
本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんの小説「流浪の月」が映画化されることが決まり、2022年の5月13日に公開日も決まりました。
更紗役が広瀬すずさん、佐伯文役は松坂桃李さんのW主演です。
原作小説の「流浪の月」を読んでとても面白かったので映画も楽しみです。
しかし、このキャストは原作ファンとしてはどうなのでしょうか?
広瀬すずの更紗役は良いような気もしますが、松坂桃李の文役って合っているかどうなのか?
ネットの声では、文役に中村倫也さんを推す声もあり、そちらは納得なのですが。
「流浪の月」を実写化するにあたって気になっているのは、佐伯文の先天的な病気です。
小説では当然映像がないので最後のネタバレのときに合点がいき、伏線が一気に回収される感じがします。
しかし映画だと最初からの見た目で佐伯文をどう役作りするのかな~と興味深く思いました。
それとも映画では佐伯文の病気について設定を変えるのでしょうか。
そもそも原作小説「流浪の月」では佐伯文は病気であるということは書かれていますが、はっきりと病名については書かれていません。
いったい佐伯文はなんという病気なのか、病名について調べてみました。
小説「流浪の月」の佐伯文の病名は何?【ネタバレ】
小説の「流浪の月」では最後に明かされる秘密として、佐伯文は先天的な病気であり、それゆえに佐伯文が深い悩みを抱えていたことと、男性として性的不能であることが描かれています。
ただし病名についてははっきりと書かれていないので、本当にそんな病気が存在するのか、作者の創作なのかと少しモヤモヤします。
佐伯文の病気の特徴は以下です。
- 第二次性徴が現れない
- 女性に対して恋愛感情や性的欲求を持てない
- 見た目も若々しく男らしさがない
病気に悩むものの誰にも悩みを打ち明けられず、いっそ小児性愛者になれればと少女たちを見て、更紗を家に連れていくのでした。
小説の中の話ですが、実際誰かが第二次性徴期に、文の病気に早く気づいてあげて、心身の適切な治療が受けられれば解決したのかもしれません。
男性が第二次性徴が現れないという病気について調べてみると以下の病気が当てはまりそうです。
クラインフェルター症候群やカルマン症候群というのは類宦官症の中で、病気の原因がどこにあるかで病名がついているようです。
文はコーヒーを入れるのが上手で喫茶店を開くので嗅覚に異常があるというカルマン症候群ではなさそうですね。
類宦官症というのは、昔の中国で宮廷に仕えていた宦官は男性が去勢されていましたが、その宦官と身体的な特徴が類似しているからです。
しかしデリケートな内容の病気の名前としては、ちょっとヒドいので最近では「性腺機能低下症」と呼ばれています。
病院で治療することができるということですから、文も少女を誘拐して犯罪者になるくらい悩んでいるなら、とにかく素直に病院に行けばよかったと思いますね。
まあしかし小説のお話ですし、作者の凪良るいさんは元々BL作家ですから、普通に女性を愛せない男性の苦悩の変形としての設定であろうと思います。
「流浪の月」の映画化でキャストの松坂桃李の役作りや演技をチェック!
さてこの佐伯文のキャストで松坂桃李さんはどうなのでしょうか?
松坂桃李さんは、イケメンでかっこよいですが、男性らしい魅力もあり、イメージする文の中性的な感じとはちょっと違うかも・・・と思います。
しかし松坂桃李さん、役作りのためか結構痩せていらっしゃいますね。
まず役作りの面では、第二次性徴が来なくて絶望している19歳と更紗と再開する34歳を演じなければなりません。
松坂桃李さんは現時点で33歳ですから、19歳を演じないといけないですから大変ですね。
予告編を見ましたが、19歳部分はちょこっとで、よくわかりませんでしが、なにかコテコテに役作りをしていたり、別の俳優を使っている感じではないですよね。
19歳でしかも少女を誘拐するけどあんまり嫌らしく感じさせないのはなかなか難しい役ではないかなと思います。
この19歳の文が、少女の更紗の視線で、嫌らしく感じると見ている者もひいてしまいますもんね。
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