群馬県伊勢崎市の有料老人ホームで職員が一斉退職したことが話題です。
どうしてそんなことになったのか?
この有料老人ホームはいったどこなのか?
介護の現場の労働条件の悪さはよく問題になりますが、この施設はどうだったのか?
気になったので調べてみました。
職員が一斉退職した伊勢崎市の有料老人ホームはどこ?
場所は群馬県伊勢崎市連取町ということです。
調べてみると有料老人ホームは「ライフホーム」という施設名のようです。
グーグルストリートビューの写真が報道の写真と恐らく同じ建物だと推定できます。- 施設名:ライフホーム
- 住所:群馬県伊勢崎市連取町3007-10
- 室数:25
- 開設年月日:2016年9月
- 費用:初期費用10万
- 月額費用:5.8万円(家賃3万円、共益費8千円、食費2万円)
ライフホームの詳細は↑です。
ライフホームは「住宅型有料老人ホーム」です。
住宅型有料老人ホームは、賃貸住宅のように部屋を貸している形になっています。
そして介護サービスを受けるのですが、介護サービスも同時にやっている形だったようです。
有料老人ホームの運営会社は?
伊勢崎市の有料老人ホームライフホームの運営会社は、「株式会社アイリ-ライフ」です。
アイリーライフは伊勢佐木町で住宅型有料老人ホームを運営している会社です。
介護職員の募集をおこなってました。
中途採用は月給:163,000円~210,000円だそうです。
バイトは時給:1,000円~1,200円です。
一斉退職の経緯は?
この老人ホームでは要介護者25人に対して常時一人の職員を置かなければならないことになっていますが、実際は介護にあたっていない本社の職員が夜勤をしたことになっていて、緊急時には施設長が対応したということです。
この件に施設長が指摘して改善がなされなかったので、退職を決め他の職員もそれに続きました。
1月31日付けで全従業員9人が全員退職届をだしたそうです。
入居者は近隣の施設へ移転をさせたということです。
また、1月26日が給料振込日だったにも関わらず十分な額が振り込まれていなかったということです。
運営会社の社長は、
- 退職届はまだ受理していない
- 人員は足りていたのに、突然利用者を移されたので損害賠償を検討中
だそうです。
一斉退職の理由は?
理由は介護の質の悪さを運営会社が押し付けていることに、施設長が耐えられなくなったのだと思います。
施設長と他の介護職員も同じ気持ちであったのでしょう。
入居者25人に1人というのは、話を聞くと到底無理な話で、施設長も職員も忙しくて満足に対応できないでしょうね。
しかも賃金は低賃金。その上未払いというのは相当ブラックな環境ですね。
しかし放り出すのではなくきちんと利用者を近隣の施設へ移してから全員で退職届を出したのでちゃんとしていると思いました。
まとめ
群馬県伊勢崎市の有料老人ホームの一斉退職について調べました。
介護の仕事の待遇の悪さや、施設の介護環境の悪さがやはり問題になっているようですね。
今回の件は我慢できなくなって、表に出たようですが、日本中には似たような事例が他にもあるのではないかと思わされました。
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