今回は日曜劇場の「アトムの童」のゲームの元ネタについて取り上げました。
アトムの童では山崎賢人さん演じる安積那由多が「ジョン・ドゥ」名義で活動するインディーと呼ばれる天才ゲーム開発者という設定です。
さて那由多が開発したゲームの元ネタは何なのでしょうか?
気になったので調べてみました!
アトムの童のゲームの元ネタは何?Downwellが登場!
アトムの童では主人公の安積那由多が過去に開発したゲームが大ヒットしたという設定です。
そのゲーム名はDownwell(ダウンウェル)!
ドラマの中でダウンウェルは以下のようなゲームという設定です。
- 那由多、隼人、公哉の3人で開発した
- 2016年にジョン・ドゥ名義でリリースしたオンラインゲーム
- 6年後の2022年でもインディー、メジャーを通して国内歴代最高のダンロード数を誇る大ヒットゲーム
- 主人公が井戸の底を目指して降りていくゲーム
実はDownwellは元ネタがあるというか、架空のゲームではなく全く同じ名前のゲームが存在し、那由多たちが開発したゲームとして作中で使用されています。
Downwellは実際「もっぴん」さんというインディーのゲーム開発者が開発したゲームだそうです。
ドラマ中では伝説のゲームということになっていますが、もっぴんさんは「夢の設定」「別世界線の話」と謙遜されていますが、ある程度もっぴんさんが那由多らのモデルになっていることは間違いなさそうです。
さてゲーム「Downwell」ってどんなゲームなんでしょうか?
ゲームDownwellとは?どんなゲームか?
Downwellはインディー開発者のもっぴん氏こと麓旺二郎氏が2015作ったゲームで、クズぞ子から弾丸が発射されるがんブーツを駆使して、下方の敵に対処しながら井戸の下へとおりていく2Dジャンプアクション、シューティングゲームです。
グラフィックはとてもシンプルでわかりやすいけれども、ゲームはなかなか難易度も高く、やりこみ要素があるということです。
Downwellはアメリカのインディー系パブリッシャーとして有名なDevolver DigitalからPC、iOSで2015年にリリースされました。
そしてゲームデサインの賞なども受賞しています。
Downwellは、ウインドウズPC(STEAM)、PS4、ニンテンドースイッチ、iOS、Andoroidでダウンロードして遊ぶことができます。
売上、評価とも高く、制作費は3日で回収できたくらい大売れしたそうです。
Downwellの作者もっぴんとは?那由多のモデルか?
Downwellは作者のもっぴんこと麓旺二郎氏が重荷一人で開発して世に出したゲームということで、めちゃくちゃすごいですね。
もっぴん氏の経歴ですが、幼少期はニュージーランドで過ごしたバイリンガルだそうです。
もっぴん氏は東京芸術大学(声楽科)に在籍中に、プログラミングの知識も経験もない状態からゲーム開発用ツールでゲームづくりを開発したということですからすごいですね。
専門も声楽科ということですから、もともとはオペラ歌手でも目指していのでしょうか?東京芸大の声楽科に入るのもめちゃくちゃ難しいんですけど・・・
全くの知識も経験もないのにDownwellを2ヶ月ぐらいで作ったということなので伝説の天才ゲーム開発者といってもおかしくないですね。
2018年にもっぴん氏は任天堂に入社したとTwitterで報告しました。(現在は削除されています)
任天堂でもっぴん氏はリングフィットアドベンチャーなどの開発に関わったそうです。
しかし2019年には任天堂を退社してインディーに戻りました。やはり大企業では彼の才能はうまく活かせなかったんでしょうね。
2022年にはネットフリックスで日本人初のゲーム開発者として「ポインピー」を発表。
日本のインディーゲーム界での国内外での成長、発展をサポートする「asobu」計画のメンバーとしても名を連ねています。
もっぴん氏の経歴の方が「アトムの童」のドラマよりよっぽど変わっていてもっと自由度が高くて想像を超えていて面白いと感じますね。
もっぴん氏の才能を活かしきれない日本の企業の限界のようなものを「アトムの童」ではどのように克服していくのかにも注目です。
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