千葉県の南房総市でダムの水不足で断水が行われる予定だそうです。
断水はこのままだと2021年の1月5日から予定で対象の3200世帯の住民の人々が怒っています。
そしてこの断水、人災なのか天災なのかと揉めています。
千葉県南房総市断水はなぜ起こったのか?天災なのか人災なのか原因を調べてみました。
南房総市の断水の原因は老朽化した水門工事によるダム渇水
南房総市の断水の原因は小向ダムの貯水量が減っているからです。
ダムの貯水量の減少の原因は、今年の10月に老朽化に伴う水門工事を行ってその時にダムの水を50%まで減らしたことです。
しかし今年の11月は降水量が異常に少なくて、平年の2割くらいしか降っていません。
まとまった雨が降らないため、貯水率がどんどん減って行き今30%を切り、このままで貯水率20%を切るとなんと24時間の断水になってしまうということです。
住民の人たちは「ダムの水門を工事をこんな時期にしたことが悪い」「雨が降らないことを考えなかったのか」と役所を責めています。
しかし南房総市の工事担当者は、こんなに雨が少ないというのは予測できず、これは人災でなく天災であると言っています。
水門工事は今やるべきであったのでしょうか。
確かに全く天災で工事担当者は悪くないのに、住民が怒りの矛先の向ける先がないので工事をした市側に怒っているので、むちゃなのでしょうあk.
放水時期の判断ミスで人災か?
住民が問題にしているのはなぜ今水門工事をしてダムの水をそんなに減らしてしまったのかという点です。
なぜならそもそも太平洋側である南房総市は秋から冬は降水量が少ないのに、なぜ今水門工事をして貯水率を減らしたのでしょうか。
「放流時期の判断ミス」かどうかですよね。
判断ミスがあったとするなら人災ですね。
しかし水門の老朽化をそのままほったらかしにしておくと今度は洪水の時に大災害になるかもしれず、いずれ工事をしなければならなかったでしょうね。
でも夏場に貯水率を下げて、雨が降らなければもっと大変なことになるかもしれないので、今回の断水が水門工事と放水時期の判断ミスとは言えないかもしれませんね。
断水は少雨による天災で人災という住民は無理難題言っているだけ?
Twitterなどでは、人災だと決めつけて断水に対して文句を言っている住民の方について批判の声もありました。
人災ということで市からのなにがしかの補償を求めようとしているだけという批判です。
しかしこの季節に水が出なくて断水というのも情けない話です。
断水で損失を被ったり、不便があったりすることに対して何らかの対価をもらえないかと思います。
本当に渇水で周りの地域も皆困っているのならまだしも、工事のため放水したのが原因というのですから責任の所在をどこかに求めたくなる気持ちもよくわかります。
市の対応のよくない点
断水に対する南房総市の対応もあまりよろしくない印象を受けます。
上記のような点が問題だと思います。
こんな時期にまさかの断水で住民の方が腹が立つのは当然だと思います。
しかし断水まで追い込まれるのは、今回の南房総市のように日本ではよほど何ヶ月も雨が降らない場合か、降雨の少なさに加えてなんらかのまずい点が加算された時に限るようですね。
人災とまでは言い切れませんが、放水時期を見誤った点やダムの水が不足してしまうことについて想定してなかったことが問題ですし、浄水場や断水にいたる過程についてももう少しやりようがなかったのかと思わ割れました。
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