2022年3月29日のフジテレビ系のテレビ番組「不思議体験ファイル 信じてください!」では、不思議な話しを番組が検証して、タレントが信じる信じないをジャッジするという番組でした。
このなかでお笑い芸人のちゅうえいさんの不思議な話しが取り上げられていました。
ちゅうえいさんが、かつて一度だけ行った不思議な下北沢のラーメン店の話し。タイムスリップしたのではないかとちゅうえいさんがいい、番組ではそのラーメン店について取材をして調べられていました。
微妙に合致するラーメン屋が下北沢の近い場所にありましたが、番組の演出上なのか、尻切れトンボで終わり、ちゅうえいさんの話しもタレント全員が「信じない」のジャッジをしたところで終わってしましました。
これが話題でネットニュースにもとりあげられていましたが、気になるのでもう少し詳しく調べて記事にしてみました。
ちゅうえいが昔の下北沢のラーメン店にタイムスリップ体験!不思議すぎる話をもっと深堀りして欲しい!【不思議体験ファイル信じてください!】
2022年3月29日放送のフジテレビ系「不思議体験ファイル信じてください」で、お笑い芸人の流れ星ちゅうえいさんが登場して、ご自身の不思議体験を語り再現ビデオや検証取材などをされていました。
私も見ましたが取材が結構しっかりしていて、最初は嘘ではないにしろ、思い違いじゃないかと思って見ていましたが、見た後はなんとも不思議な感じが残っていてなんとなく「信じる」と思ってしまいました。
ただし番組的にはいいところまで取材をしていたのに、最後の方は雑になって「えっそれで終わり!テレビ局の力でもっと深堀りしてほしい!」と思ってしまいました。
しかもスタジオのタレントさんたちは、ちゅうえいさんのキャラも相まって皆が「信じない」の札をあげてしまって、せっかくここまで「不思議~」と思って見ていた視聴者をおいてけぼりにした結末でした。
まあ元からそういう演出なのかもしれませんが、個人的には興味を惹きつけられました。
このちゅうえいさんの体験の番組はネット上話題のようでネットニュースにもなっていましたね。
改めてちゅうえいさんの不思議体験をまとめると以下のようになります。
- 2007年の出来事
- 当時付き合っていた女性と下北沢でお酒を飲み、締めのラーメンを食べようとしてラーメン店を探す
- 2階建ての2階にラーメンと書かれた提灯を発見して女性と一緒に入る
- カウンターだけの店で店主が一人
- 店主は無口
- 店主の顔色が悪い
- ラーメンが破格の200円
- 煮玉子がピンク色
- テレビがアナログで砂嵐状態
- 置いてある新聞が1950年と書いてある→番組中に昭和50年の間違いではないか?と言われる
- 1950年はテレビが一般的にない
- ラーメンの値段も25円が相場
- 200円だと昭和50年だと辻褄があうから
- 気味が悪くなって400円置いてすぐに店を出た
- 店を出たところで時空の歪みのような変な感じがした
- 後に彼女が下北沢の大地主という人にラーメン店の話しをすると、そこに確かにラーメン店はあったが40年前になくなったと言う
ちゅうえいさんは、この不思議な体験から、自分と彼女が一瞬昭和のラーメン店にタイムスリップしたのではないかと解釈したと話していました。
そこでちゅうえいさんの話しが本当かどうか番組の取材して、判明したことは以下でした。
- 煮玉子は食紅で色をつけることがありピンク色をしている
- ちゅうえいさんの言う場所と微妙に違うが昭和50年代にその場所に「花遊軒(かゆうけん)」「華遊軒」というラーメン店があった。
- カウンターだけなど店のつくりが花遊軒と似ている
しかし花遊軒という具体的な名前が出てきたことで、俄然信憑性が出てきたところで番組が終わってしまいました。
1950年なら昔すぎと思いますが、昭和50年なら結構覚えている人もいるのではないかと思うのですが、なぜかそれ以上深堀りされないまま終了。
番組的に取材をしたものの面白い情報がなかったのでしょうか?
しかも取材の中で花遊軒について証言した人のブログにあった火事の一件もスルーのままでした。
ということで、ちゅうえいさんがタイムスリップしたというラーメン店、下北沢の花遊軒について調べてみました。
ちゅうえいがタイムスリップした下北沢ラーメン店花遊軒(華遊軒)とは?場所や火事について調査!【不思議体験ファイル 信じてください!】
ちゅうえいさんがタイムスリップしたという下北沢のラーメン店は、花遊軒または華遊軒という名前でした。
これについてスタッフが検索して、ブログで花遊軒について言及している人を探し出してこられました。
当時、劇団員をしていて下北沢にいた山村さんという方です。
番組内では花遊軒について場所や店内について証言されていました。
店内についてはカウンターのみで、テレビや新聞がおいてあるなど、ちゅうえいさんの描いたものとだいたい同じという不思議な一致をみて驚きます。
ただしちゅうえいさんが印象深かったピンクの煮玉子については山村さんは記憶にないということでした。
さて、スタッフが探した花遊軒(華遊軒)について書かれているブログはどんなものだったのか調べてみました。
もうひとつ、火事といえば、今から30年以上前、みなさんお馴染みの、下北沢・ふるさとの隣の、日本一の餃子屋「華遊軒」での火事、思い出します。餃子一皿¥80の頃です。小生達、劇団研究生の頃で、いちばん金の無い頃。小生の誕生日でM博クンがビールと餃子ご馳走してくれることになり、カンパイし、大皿いっぱいの4人前の餃子に手をつけようとしたときです、店の奥から火が出て、窓ガラスがバリバリと割れ、あっという間に火の海でした。その火のまわりの速さ、驚きました・・・。
https://blog.goo.ne.jp/sekainoyamachan/e/d8e88c3c8a9563e764c89d78aff0ac83
ブログでは高齢のご両親の住むマンションの下の部屋で火災があり、大事に至らなかったものの大変だったという記述があり、火事といえば・・・と連想して下北沢の華遊軒の火事の話しになっています。
- 今から30年以上前(2005年のブログ記事なので1975年より前?)
- 下北沢のふるさとの隣
- 日本一の餃子屋「華遊軒」
- 店の奥から火が出て火の海になった
しかし花遊軒の火事の話しを深堀りしないのはなぜなのかと思いましたが、よく番組の話しを聞いてみると、火事にあったのは移転後の花遊軒の話しです。
ちゅうえいさんがタイムスリップしたというカウンターだけのラーメン店の花遊軒は移転前の初代花遊券のようです。
山村さんはどちらの花遊軒にもいったことがあり、初代の花遊軒の店内はほぼちゅうえいさんが書いた間取りと同じものでした。
つまり整理すると、
- ちゅうえいさんがタイムスリップしたというラーメン店は下北沢にあった花遊軒というラーメン店にとても似ている
- 花遊軒は下北沢のごく近いところで移転しており、初代が銀行のそば、二代目がふるさとという店の隣である。
- ちゅうえいさんがタイムスリップしたというラーメン店はカウンターのみで初代の花遊軒の間取りと似ているが、二代目の花遊軒は間取りが違う
- 二代目の花遊軒は、山村さんが来店していた時に出火して火事になった。山村さんはそれを2005年に30年以上前のこととしてブログに書いた。
ちゅうえいさんが行ったという言うラーメン店の場所はこちらです。
グーグルマップのストリートビューでみると↑の2階の「こりほぐし」と書いてあるマッサージ店のようですね。
地図で位置関係を見ると行かのようになります。
「ふるさと」というお店は今でもあるようで、この隣の二代目花遊軒で山村さんは火事にあったということですが、二代目花遊軒についてはちゅうえいさんの話とはあまり関係ないので深堀りしなかったのでしょう。
しかし近所ですし、このふるさとというお店にいくともしかすると情報がわかったかもしれませんね。
ちゅうえいのタイムスリップ話の信憑性は?パラレルワールド説も出る
番組内では、ちゅうえいさんの話はちゃかされて終わってしましましたが、なんだか細部の具体性が嘘っぽくないですし、花遊軒の話も中途半端な分、妙な信憑性が感じられる不思議な話しでした。
ネット上ではちゅうえいさんの話を信じるという声がたくさん出ていました。
タイムスリップかどうかは別として信じるぞ!
きさらぎ駅的な裏世界せつってないか?
タイムスリップ信じます!
すべったとか帰れとか雑な扱いで怒りの気持ちがわいた
興味深い話しだった。
タイムスリップしつつパラレルワールドに行った可能性もあるのでは?と思った
そのままタイムトラベルロマンでいいんじゃない。ああいう話しすきだよ。
などなど、概ねちゅうえいさんに好意的で「信じるよ」という意見が多かったですね。
タイムスリップではなくパラレルワールドというワードもたくさん出ていました。
いずれにしても、ちゅうえいさんの話しは妙に信じたくなるお話だとみなさんも受け止められたということですね。
もっと詳しく聞いたり、調べたりしてほしかったです。
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