行本恭庸氏はは岡山県赤磐市の市議会議員。
2020年11月4日に赤磐市の保健福祉センターで健康診断に訪れた際にマスクをしてなかったので職員がマスク着用を求めると「話をしないのでいらない」「この若造が!」と怒鳴って、便の入った検体袋を机に投げつけたそうです。
この件が報道されて問題になり、テレビでも取り上げられ全国から苦情が寄せられました。
結局12月1日に行本氏は議員を辞職され一応決着がついたようです。
このような行本氏は73歳だそうですが、このような老人の困った問題をひとくくりに「老害」と呼ぶ風潮があります。
行本氏に限らず日本のあちこちで怒れる暴言老人を見かけたり、問題になることが多いですね。
老害といわれる行本氏の行動から原因を調べてみました。
行本恭庸の老害っぷりがヤバい!マスク拒否以外にも・・・
行本恭庸氏は2013年から市議を3期も務めているそうです。
ベテラン議員ですね。
そんな行本氏ですが言葉遣いや行動がなっておらず過去にもトラブルがありました。
議会のトイレで清掃している障害者就労施設の人と職員に暴言事件
2020年の9月には、市役所の清掃業者に威圧的な発言をしたとして辞職勧告決議案が可決されています。
これは市役所のトイレ清掃を委託している障害者の就労支援事業所の職員と事業所の利用者の人たちがトイレ掃除をしている時に行本氏がトイレに入ってきたので、すぐに掃除をやめて外に出て行本氏にトイレを使ってもらったとのこと。
しかし行本氏は「議会や委員会があるときにはすぐにトイレが使えるようにしとかえれ、そうでないと困る」と厳しく怒った口調でで発言したそうです。
清掃していた女性の職員と就労施設の利用者の障害者の方々は恐怖を覚えて、結果議会中にトイレ清掃は中止になったとのこと。
結局この件はパワハラ発言と議会で問題になり辞職勧告決議案が可決されました。
しかし法的拘束力はないので議員を続けています。
市長に「あんた」といって注意される
今回のマスク拒否暴言が問題になった後の11月27日の市議会での質問で、質問者の行本恭庸氏が市長に向かって「あんた」と呼び「神聖な議場であんたというのはやめていただきたいと注意されました。
行本氏は「思わず口にしてしまい申し訳ない」と反省しているそうですが、だいたいいつも言葉遣いが悪いのでしょうね。
老害の原因は怒りを抑えるブレーキが効かなくなるから
キレて暴言を吐いたりする老害の原因は老化で脳の前頭葉が衰えるからだと言われています。
脳の前頭葉は加齢に伴う萎縮他の部位よりも目立つと言われています。
前頭葉が萎縮すると感情の抑制ができなくなるそうです。
昔より高齢者の暴行や傷害事件20年前より急増しているそうですが、高齢者人口が増えたことでキレる老人が増えたことが原因だと思われます。
行本恭庸氏も市議会議員になるくらいですから、昔は普通の人だったのはないでしょうか。
昔はやたらに暴言を吐くこともなかったかもしれませんが、脳の前頭葉が萎縮して感情の抑制ができなくなり、些細なことでキレて暴言を吐いたり威圧的な態度をとってしまうのではないかと思います。
老害の原因は社会の変化についていけないから
ただ前頭葉が萎縮するだけで皆がキレるわけではないでしょう。
特に老人は青年期、壮年期と過ごしてきた社会とあまりにも変わってしまったことにうまく馴染めないことでしょう。
年長者は尊敬されるべきと思ってきたのに、実際歳を取ると年長者を尊敬する社会は失われて邪魔者扱いされる。
皆がインターネットやスマホで情報を得ているのに全くついていけない。
男尊女卑の考え方や、差別や偏見が当たり前と思っていたのに、気がつくと全く違った社会になっている。
行本恭庸氏が自覚していたかどうかはわかりませんが、社会の変化と自分の価値観の間にギャップがありすぎなのが原因だと思います。
老害の原因は承認欲求が満たされないから
行本恭庸氏にかぎらず、暴言を吐く老害の原因は他に老人は承認欲求が満たされないからだと言われています。
行本氏は市議会議員という尊敬される仕事があるので、そこまで承認欲求が満たされないわけではないでしょうが、定年退職をして仕事をやめると特に男性はいきなり孤独になり、生きがいがなくなってしまうと言われています。
そして粗略に扱われると疎外感を覚えて怒りを覚えるのです。
満たされない承認欲求が特に抵抗できない人サービス業の弱い立場の人に向けられてしまいます。
まとめ
行本恭庸氏の暴言はマスク拒否以外に過去にもトラブルになったことがあり、辞職勧告決議も出ていました。
これはコロナ下でマスクをつけるつけないの問題というよりも、最近増加しているキレる老人の老害と同じではないかと思います。
このようなキレる老害はおそらく感情を抑制する脳の前頭葉が萎縮することが原因に考えられます。
またそれだけではなく現代の老人特に男性がかかえる社会の急激な変化についていけないことで不満やストレス、そして承認欲求の満たされなさが挙げられます。
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