東京五輪の開閉会式の演出は白紙に戻し演出チームは解散することが明らかになりました。
また狂言師の野村萬斎さんがが統括を降りてしまうことが発表されました。
代わりにパラリンピックの演出統括をしていたCMのクリエイティブディレクターの佐々木宏さんが演出統括に就任するそうです。
この佐々木宏さんという方はどういう方なのでしょうか?
佐々木宏の学歴経歴
佐々木宏さんは熊本県八代市の生まれですが、3歳で東京、8歳で釧路、15歳で東京と転勤が多かったようです。
中学2年生の時にお父さんがなくなったそうですので、随分苦労されたのかもしれません。
電通に入ってからは最初は新聞雑誌局へ配属されて6年間。
その後宣伝会議のコピーライター養成講座を受けて、28歳の時に転局してクリエイティブ局に入りました。クリエイティブ局でコピーライターをしてヒットを飛ばします。
そしてクリエイティブ・ディレクターをし、クリエイティブ局局長を経て、2003年に退社。
2003年7月がら自分の会社の「シンガタ」を設立して広告作品や企業イメージや商品イメージのブランディングを手掛けているそうです。
佐々木宏の作品は?
佐々木宏さんの有名な作品は以下です。
国民みんなが知ってるようなヒットCMをいくつも作られていてすごいですね。
佐々木宏の統括の裏事情は?
東京五輪の開閉会式のチームに佐々木宏さんが統括に就任したことに対して「電通ばかりが得をする」野村萬斎さんは直前までやる気だったのに「コマーシャリズムにのった五輪を簡素にする」というような発言をしたから揉めたのではないかなどの憶測がネットでは出ています。
特によくTwitterでいろんな批判をする町田智浩氏のツイートが話題になっています。
野村萬斎さんに代わって佐々木宏さんが東京オリンピックの演出の統括になった裏事情があるのでしょうか。
野村萬斎さんは2年もかけて作り上げたものが世に出ることがなくなったことに対して「断腸の思い」「苦渋の決断」という表現をされたのでもともとの演出案がぜんぶ使えなくなったということで、かなり悔しいでしょうね。
改善案に対してもOKが出なかったし、意見もまとまらなかったのではないでしょうか。
リオ五輪の閉会式の時の椎名林檎さんのインタービューを読むと成功したと言われるあの演出も椎名さんは「戦った」と表現されています。
オリンピックでもパラリンピックでも、私とMIKIKO先生は基本的なプロットの段階で一番闘ったと思います。「特にステージについては、日本人として今やれることをMIKIKO先生に全部やってほしい」と。私はともかく「ダサい要素が入らないように食い止めなきゃ! 先生のクリエーションを守らなきゃ!」というお母さんでした。リオのあと、一部で「椎名林檎が自民党にすり寄っている」とか「国家仕事して権力を欲している」などと言われていたそうですが、私たちはむしろケンカを売る役だった(笑)。私が欠席したリオ後の組織委員会の会合では「MIKIKO先生と椎名さんがすごく怖かった」とオンマイクで言われていたそうですから(笑)。
https://natalie.mu/music/pp/sheenaringo04/page/4
思い通りのことを形にするのは、オリンピックの場合はIOCを始めいろんなところにいちいちお伺いを立てないといけないようで大変なんでしょうね。
コロナ下でもう一度白紙に戻して練り直してといわれてもだし、実際本当に東京オリンピックやれるのかどうなのかわからないですし、実際練習や発注もしないといけないでしょうから苦労が忍ばれます。
野村萬斎さんや椎名林檎さんやMIKIKOさんなどのアーティストの方は、これが本業ではないので「やってられるか」と思われたかもしれませんね。
一応本業で演出を形にする仕事をしている佐々木宏さんが残ったのかもしれませんね。
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