「事業家集団」や「環境」という名前があるようなないようなマルチ商法の集団が最近跋扈しているという記事がプレジデントオンラインに出ました。
非常に巧妙に勧誘をし洗脳されて気づくと毎月15万円も払い、共同生活をするという悪夢のような展開になるそうです。
そのマルチ商法集団は、勧誘にお店を使うということ店の場所や勧誘手法について、気になったのでまとめてみました。
事業家集団・環境など使っている名前は?
彼女が入会していた団体は「環境」や「事業家集団」などと通称されている。あくまで「通称」なのは、この団体に正式名称がないためだ。
違和感を覚える方もいると思うが、これにも狙いがある。彼らはネットで悪評を検索されないよう、あえて名前を付けていないのだ。いわば「逆SEO対策」である。以下、本稿では彼らを「環境」と呼ぶことにする。
https://president.jp/articles/-/42752?page=2
このマルチ商法集団はよく聞くネットワークビジネスの「アムウェイ」や「ニュースキン」などと違ってこれという名前を持たず、ころころ名前を変えるそうです。
なぜなら名前がわかるとネットで検索されて悪評が書き込まれて、注意が促されるからだそうです。
これはとても不気味ですね。
この集団の名前として今までにネット上に上がっているものをできるだけ調べてみました。(2021年1月29日現在)
- 事業家集団
- 環境(ワンダーランドの改称)
- ワンダーランド(モデーアのチームの1つ)
- モデーア(元ニューウェイズ)
- ニューウェイズ
もともとはモディーアというネットワークビジネスの1チームのワンダーランドがモディーアから契約を切られてやっている集団だそうです。
他にもあるかもしれませんし、だんだん変わって行くようですからまた情報がありましたら追記していきます。
事業家集団・環境の勧誘方法は?
事業家集団・環境の勧誘であるのは「近くに美味しいラーメン屋さん(ケーキ屋さんなど)を知りませんか」などと見ず知らずの人から声をかけられる事例だそうです。
感じのいい人たちなので親切に教えてあげると、なぜか言葉巧みにLINE交換することになったり、そのままお店に誘われることも。
そして食事に誘われて繁華街にあるダイニングバーや居酒屋に誘われるそうです。
そこはなぜか値段がリーズナブルで立地や店構えが良いお店。
実はその店が事業家集団・環境の勧誘のためのお店で、常連の人が店で働いていたり、頻繁にパーティがあって、誘われるままに参加しているといつの間にやら洗脳されてマルチ商法にハマってしまうそうです。
街で声掛け以外にも、
- 街コン・合コン
- ボードゲーム大会(キャッシュフローゲームをやることが多い)
- 読書会
- セミナー
- 友人関係からの紹介
- ナンパ
などで友達になる方法だそうです。
一人暮らしで友人が少なく現状に不満を持っている人をターゲットにするそうです。
事業家集団・環境の勧誘場所のお店(飲食店・雑貨店)の場所は?
事業家集団・環境の勧誘場所のお店は60くらいあるそうです。
拠点は大阪市の福島周辺・梅田・西中島南方。
東京では五反田・品川・新橋・田町・大塚、麻生十番、目黒、不動前、大崎、大井町、下北沢、錦糸町などが上がっています。
事業家集団・環境のマルチ商法洗脳の内容は?
仲良くなって情報が集まってきたところで上手に勧誘から入会→洗脳に導かれるそうです。
気づいた時にはどっぷりはまってしまったということになってしまうそうです。
- 師匠と言われる人を紹介されて話を聞く
- セミナーに参加する
- 「チームビルディング」50人のチームをつくるように言われる→オーガニックショップの出典んが許可
- 自己投資→月15万
- 勧誘活動で忙しくなり疲弊
- 共同生活にいざなわれて抜けられなくなる
このような流れで洗脳され月15万円の上納金を支払う羽目になってしまうそうです。
環境が悪質なのは自己投資の内容が3ヶ月目までわからず、3ヶ月目に師匠の店舗から15万円分のシャンプーやサプリメントを毎月購入するように言われるそうです。
完全に洗脳されて簡単に抜けられない状態になるまで、商品を見せないし正体を明かさないのが悪質と言われます。
また商品を「店舗から購入」という体裁をとっているので、マルチ商法には当たらないという方便もあるそうで会員たちはそう思い込んでいるところが悪質です。
事業家集団・環境の脱退方法は?
脱退するというとはげしい引き止めにあうことが当然ながら想定されます。
ネットワークビジネスを脱退した人の話をまとめると以下のようにした方がいいそうです。
- 着信拒否・連絡先ブロックなどで縁を切る
- 辞めたい理由を詳しく話さない
- 友人に相談する
- 環境以外の他のコミュニティへ参加する
- 損切りを決断する
少なくない額を環境に投資していたら、もったいないと思うかもしれませんがそれ以上の被害を防ぐためにも、続けていたら戻るかもとちょっとでも考えずに損切りを覚悟した方がよいでしょう。
また勧誘をして不信感を持たれた友達や親兄弟にも辞めたことを宣言して、謝罪をしてやり直す方がよいと思います。
まとめ
事業家集団・環境のマルチ商法の勧誘についてまとめました。
最近問題になっているようですので、勧誘?と思った時は気をつけてくださいね。
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