今回は安倍元首相を暗殺した山上徹也容疑者の半生の映画制作について取り上げます。
2022年9月9日にフラッシュが報じたニュースで、山上徹也容疑者の半生を描いた映画が制作されているということが報じられました。
しかも安倍元首相の国葬が行われる9月27日に公開予定だとか。確かに話題性がありますが倫理的に「どうなん!」とも思ってしまいます。
まあいつかは誰かが映画化するんじゃないかなと思っていますが、時期的に非難も出るでしょうね。
こんな映画を作っている監督はいったい誰でどういう人なのでしょうか?
山上徹也半生が映画化!安倍元首相の国葬の日に公開ってマジ?
山上徹也容疑者の半生の映画化について2022年9月9日に報じられました。週刊誌の情報なので本当かどうかわかりませんが、本当だとするとなかなか話題性がある映画になりますね。
「山上容疑者の半生を描いた映画です。生い立ちから銃撃に至るまでを追ったもので、なんと国葬がおこなわれる予定の9月27日に公開をぶつけようとしているようです。統一教会から撮影を妨害されることを恐れ、撮影現場などはいっさい秘密です」
https://news.yahoo.co.jp/articles/096fb8f737ea99ad9b2d0be1077348be81ce69c5
9月27日の国葬の日に公開をぶつけようということですが、そんなに早くできるのでしょうか。猛スピードで制作しているのできっと雑な内容になっているのではと思うですが話題性と政治的な意図を感じます。
製作期間はわずか2週間!ということですがそんな映画を作る監督は一体だれなのでしょうか?
監督は足立正生氏だ。1974年に重信房子氏が率いる日本赤軍に合流して国際手配された経歴を持ち、これまでにもドキュメンタリー『赤軍 PFLP・世界戦争宣言』(1971年)を監督した経験を持つ“過激派”だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/096fb8f737ea99ad9b2d0be1077348be81ce69c5
報道によると監督は足立正生という人だということですが、あまり聞いたことのない監督ですね。なんと日本赤軍にいて元テロリストということでヤバそうな人ではないですか?
監督はいったいどういう人物なのか、他に映画とかはとっているのか、足立正生監督のプロフィールなどを調べてみました。
山上徹也の映画の監督は誰?足立正生のwiki風プロフィールは?元日本赤軍の過激派で超ヤバい!
山上徹也容疑者の映画の監督の足立正生氏ですが今回始めて聞く名前です。
まずは足立正生氏の簡単なプロフィールをチェック!
足立正生氏はもう83歳とかなりの高齢なんですね。日本映画界ではなかなか有名な方のようです。
学生時代から映画を撮り始めて、1961年に監督映画「椀」が学生映画大賞を受賞、1963年には「鎖陰」でも脚光をあびました。
その後1966年に「堕胎」で商業映画デビュー。
大学を中退後に有名な映画監督の若松孝二氏の若松プロダクションに加わり「女学生ゲリラ」の監督や多くの成人映画の脚本を書いたそうです。
しかし1971年カンヌ映画祭からの帰国途中に若松孝二監督とパレスチナに渡り、パレスチナ開放人民戦線のゲリラ活動に加わりゲリラを題材とする「赤軍PELP・世界戦争宣言」を撮影制作しました。
そして1974年に日本赤軍に合流します。日本赤軍ではスポークスマンの役割を担っていたそうです。
ちょっと現代の感覚からすると理解しがたいのですがそういう時代だったんでしょうね。
足立正生氏はなんとそれから30年中東で日本赤軍の活動をし、1997年にレバノンで逮捕。3年間の禁固刑を受けて、2000年3月に刑期が満了して日本に強制送還されました。この時61歳ですね。
2007年に日本赤軍の岡本公三を描いた「幽閉者テロリスト」で映画監督に復活。その後も2016年に「断食芸人」を監督して、ロッテルダム国際映画祭のディープフォーカス部門に正式出品されています。
政治的で前衛的な映画でカルト的な人気がある方なんですね。
まあ自らテロリストになるくらいですから安倍元首相を暗殺した山上徹也容疑者には好意的な視点を持っているのでしょう。日本赤軍の人の映画もとってるのでこういうのは大得意で大好物なんですね。
今回の山上徹也容疑者の映画に対しても「国家に対するリベンジ」だと言っているということです。
83歳で2週間で映画を撮るということですから、まあ気合の入ったおじいちゃんだとは思いますが・・・どうなるのでしょうか?
足立正生の作品や最近の活動を調査!
足立正生氏が監督をした主な映画は以下です。(他にもいわゆる監督したピンク映画が多数あります)
- 今日もまた過ぎた(1960年) – 監督・脚本・製作
- 椀(1961年) – 監督
- 鎖陰(1963年) – 監督・製作
- 堕胎(1966年) – 監督
- 銀河系(1967年) – 監督・脚本・製作
- 女学生ゲリラ(1969年) – 監督
- 狂走情死考(1969年) – 脚本・出演
- 赤軍-P.F.L.P 世界戦争宣言(1971年) – 監督・出演
- 幽閉者 テロリスト(2007年) – 監督・脚本
- 断食芸人(2016年) – 監督・脚本・企画・編集
足立正生氏の一番最近の作品は「断食芸人」という作品です。
フランスの文豪フランツ・カフカ原作の短編で、足立正生氏が脚本も監督も。
2015年制作で山本浩司主演で田中トモロウがナレーション。断食芸人に祭り上げられた男を取り巻く不条理で奇想天外な世界な映画だそうです。
昭和40年代のエロ・グロ・ナンセンスやメタファーなどのある不条理なカルト映画っぽいということです。
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