2023年1月27日から映画「レジェンド&バタフライ」が公開されます。木村拓哉さんが織田信長、綾瀬はるかさんが信長の妻の濃姫を演じるストーリーで東映創立70周年記念作品だそうです。
予算もかけて主演がキムタクでと力の入っている映画なのできっとヒットするでしょうね。
そんな映画「レジェンド&バタフライ」のタイトルの意味は何なのでしょうか?調べてみました。
映画「レジェンド&バタフライ」が2023年1月27日公開
2023年1月27日に映画「レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)」が公開されます。
木村拓哉さんと綾瀬はるかさん主演で織田信長と正室の濃姫の知られざる物語を描く大作映画だそうです。
映画「るろうに剣心」シリーズの大友啓史氏が監督で「コンフィデンスマンJP」の古沢良太氏が脚本ということ。豪華な俳優陣とスタッフで東映70周年ということで力が入っていますね。
「レジェンド&バタフライ」というタイトルですが信長の歴史ものなのに英語のタイトルなのでちょっと違和感もあります。
なぜ「レジェンド&バタフライ」なんでしょうか・・・
映画のタイトルについて調べてみました。
映画【レジェンド&バタフライ】の意味は何?タイトルについて調査!
「レジェンド&バタフライ」のレジェンドの意味は伝説。こちらは伝説となるほどすごい戦国武将の織田信長のことを表しています。
またバタフライの意味は蝶。
これは綾瀬はるかさん演じる信長の妻の濃姫のことを表しています。濃姫の名前は「帰蝶」とも言われているからです。
濃姫というのは美濃から嫁いできた姫君なので「濃姫」と呼ばれていて、別名は「帰蝶」(胡蝶という説もあり)ということです。その帰蝶からバタフライをタイトルにつけたということです。
つまりこの映画は信長と濃姫の夫婦の物語ということをタイトルで表しているんですね。
また脚本の古沢良太さんはインタービューで以下のように語っています。
日々いろんなことが起きるなか、大きな事件や出来事は歴史として残っていくけれど、小さな出来事は誰も知らずに、歴史に残っていない。それは仕方のないことかもしれませんが、小さな出来事の積み重ねで、大きな出来事も起こっているはずですよね。そういう現象を”バタフライ・エフェクト❞と言います
https://legend-butterfly.com/magazine/magazine06_2.html
バタフライ・エフェクトとは気象学者のエドワード・ローレンツによる「蝶が羽ばたく程度の小さな撹乱でも遠くの場所の気象に影響を与えるか?」という問い掛けから出ています。ごく小さな変化によってその後の後の状態が大きく変わってしまうという現象です。
古沢良太さんは後付ですが・・・と言いながらバタフライ効果にもタイトルの意味がかかっているということにしましょう(笑)とまとめています。ダブルミーニングってやつですね。
歴史というか信長伝説におけるバタフライ効果という意味でしょうか。
古沢良太さんは緻密な脚本を書かれる方ですから、歴史の表にはあまり出ない濃姫と信長の関係に注目をしてストーリーを作って、実は歴史の裏には濃姫のこんな言動があったのではないかと自由に想像して、素敵な物語をつくっていると思われます。
映画「レジェンド&バタフライ」史実の濃姫は?
歴史上の濃姫についてはほとんどわかっていません。
「信長公記」に平手長政の働きで政略結婚が成立して斎藤道三の娘が織田信秀の嫡男(信長)に嫁いだと書かれていますが、名前は書かれたおらず濃姫という名前も登場しません。
「絵本太閤記」「武将感状記」に濃姫(のひめ)という名前がでてきますが、これは美濃のお姫様のことを呼んだということで本名ではないそうです。
江戸時代に成立した「美濃国諸旧記」ではじめて「帰蝶」という名前がでてきます。ということで、
信長の正室に関しては謎が多く濃姫については
- 濃姫=安土殿説⇛安土殿(あつち殿)と呼ばれる女性が資料に出てくるがこれが濃姫で信長の正室ではないかという説
- 濃姫早世説⇛濃姫の記述が少なすぎるので14歳で信長に嫁いでから20歳くらいまでに死んだのではないか
- 濃姫本能寺の変で死亡説
などなどあります。
歴史的な資料にはほんの僅かしか記述がない濃姫。その分いろいろ想像して面白い物語がつくれたということですね。
どんな映画なのか楽しみです。
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