【すずめの戸締まり】村上春樹作品との関係は?「海辺のカフカ」や「かえるくん、東京を救う」などの作品から元ネタを考察!

すずめの戸締まり
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2022年11月11日に公開された「すずめの戸締まり」ですが作家の村上春樹氏の作品との関係がいろいろが感じられると思います。

オマージュとかパクリとか元ネタと言われるものですね。

そもそも新海誠監督は村上春樹作品ファンを公言して影響を受けたと語っています。だいたい新海誠監督ぐらいの年齢の方で文学好きな人はみんな村上春樹に多大な影響を受けているんですけどね・・・

最近の若い方で新海誠監督作品のファンになった方はあまりわからないかと思いますが、村上春樹ファンにとっては元ネタがいろいろピンと来るのではないでしょうか?

そこで今回は「すずめの戸締まり」と関係ありそうな村上春樹作品について元ネタを調べてみました。

よかったら最後までおつきあいくださいませ!

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すずめの戸締まりが村上春樹作品と関係ありそう!

新海誠監督の「すずめの戸締まり」。ストーリーを聞いただけでハルキファンなら「あっ村上春樹」と想像しちゃうポイントが多いですね。

いったい「すずめの戸締まり」には、村上春樹作品のオマージュポイントがどれだけあるのでしょうか?

村上春樹ファンも新海誠ファンも非常に気になるし、元ネタを知っていたらもっと面白いと思います。

ざっと感じるのは「かえるくん、東京を救う」と「海辺のカフカ」は絶対入っているでしょう。

「すずめの戸締まり」の元ネタと思われる村上春樹作品について調べてみました!

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【すずめの戸締まり】と「かえるくん、東京を救う」比較して元ネタを考察!

「すずめの戸締まり」と関係がありそうな村上春樹作品の第一は「かえるくん、東京を救う」です。

【かえるくん、東京を救う】

村上春樹の短編小説。初出は雑誌『新潮』に1999年8月号から12月号まで連載された「地震のあとで」と題する短編小説の5作目で12月号に発表。

短編集『神の子たちはみな踊る』(新潮社 2000年2月25日)で出版。

片桐という東京安全信用金庫新宿支店に勤める男が家に帰ると巨大な蛙が家にいる。「かえるくん」と名乗った蛙は片桐に地震による壊滅から東京を守るためにいっしょに来てほしいという。

地震は3日後の2月18日の朝8時犯頃に東京を遅い、死者15万人。震源地が東京安全信用金庫新宿支店の真下だという。

地震が起きるのはみみずくんが腹をたてて地震を起こすから。

片桐はかえるくんと地下におり、みみずくんと戦い地震を阻止する。志半ばで片桐は狙撃されて気がついたら病院のベッドに横たわっていた。

かえるくんが病室に現れ、東京を地震から守ったと告げる。

地震やみみずが地震を起こすというモチーフがそのまんま「すずめの戸締まり」と同じですね。

また東京の地下にみみずがいて戦うというところも「すずめの戸締まり」と似ています。

ストーリーだけ聞くと荒唐無稽な話ですが、この小説は寓話的な話でいろいろな社会問題の比喩になっていると考察されることが多いです。文学作品ですので単純な話ではありませんね。

  • 見えない世界で戦っている人がいるお陰で世界の平和が保たれている
  • 片桐は善良であるが誰も見向きもしない人物であるという自己認識であるがそんな人物が世界を救うヒーローであるという点
  • 目に見える自分と目に見えない自身の中にいる自我の戦い
  • みみず=増大した自我や社会への不満が爆発する時に起きる災厄

いろいろな考察ができますが片桐的な人物、この物語は多くの普通の一般市民の内面の問題とも読めます。普通の人物がつまらない仕事を日々こなすことで世間は平和を保たれているにもかかわらず、報われない自己がある時爆発して多くの人を傷つけることもある。

昨今度々おこるいわゆる「無敵の人」による犯罪を村上春樹は予見していたのかもしれません。

私達の内面は自分でその増大た自我や不満を押さえつけるために戦わなければなりません。かえるくんもみみずくんも、そして片桐も自分自身であります。

しかしかえるくんが片桐に「かえるくん、がんばれ。大丈夫だ。君は勝てる。君は正しい」と言ってほしいと応援してほしいと願ったように人は孤独では戦い抜けないということです。誰かにそばにいて応援してもらえれば正しいことができるというようなテーマになると思います。

「すずめの戸締まり」ではみみずと地震というモチーフですが、単なる災害ではなく自己の中の戦い、自己と社会との戦いの比喩になっている点でも同じようなテーマも読み取れるのではないかと思います。

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【すずめの戸締まり】と「海辺のカフカ」比較して元ネタを考察!

村上春樹氏の長編小説「海辺のカフカ」も「すずめの戸締まり」の元ネタっぽい作品です。

「すずめの戸締まり」の元ネタっぽいところは

  • 猫が出てくる
  • 「入り口の石」というモチーフ
  • 猫の助言を受けて「入り口の石」を閉じると仕事をする

「海辺のカフカ」は長編小説で全部ご紹介するのは大変なので割愛しますが、田村カフカという15歳の少年とナカタという知的障害の60代後半の男の話が交互にでてきます。

このナカタパートにおいて、猫が重要な要素となりますし、また「石を閉じる」という話もでてきます。

このあたりが「すずめの戸締まり」の元ネタっぽいなあと思いました。

「海辺のカフカ」では石が何なのか、何の象徴なのか結構謎めいていて考察も様々になされていますが、物語の佳境が石を閉じる、あるいは開くというところにあります。

またカフカ少年は父親に「父を殺して、母と交わる」というギリシア神話風の呪いをかけられ母を探して佐伯さんという年上女性と出会います。

カフカ少年は佐伯さんを自分の母親と思うのですが・・・結局母親ではない?

「すずめの戸締まり」の夢の中の母親を探して・・・というモチーフも「海辺のカフカ」を思わせる点です。

ぜひ「海辺のカフカ」未読の方は面白くて深い小説ですので是非読んでみてください!

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「すずめの戸締まり」その他の村上春樹作品のオマージュとは?ノルウェイの森のセリフ

「すずめの戸締まり」には村上春樹の「ノルウェイの森」の言葉が引用されています。

死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。

これはノルウェイの森で主人公のワタナベが友人キスギの死について語るところの言葉です。

「死は生の対極にあるのではなく、我々の生のうちに潜んでいるのだ」

またワタナベが直子を亡くしたあとに語る言葉でもあります。

「すずめの戸締まり」では草太がクライマックスで「死は我々の生の中にある」しかしそれでも人は一日でも生を長らえたいと思うものだというようなセリフを述べて、要石をみみずに挿すのです。

この「死は生の一部であるが我々は生き続ける」という「ノルウェイの森」の有名なセリフが「すずめの戸締まり」のテーマとなり、ただのファンタジーではなく物語に深みを与えていると考えられます。

また他にも村上春樹作品のオマージュが「すずめの戸締まり」はありそうですが、また分かり次第追記していきたいと思います。

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