トヨタのレクサスなどを160台も高級車を盗んで約7億円もの被害を出した男女ら15名が兵庫・大阪で逮捕されました。
15名もの男女が逮捕されるという一大窃盗団で暴力団も関わっていると見られています。
主犯として名前が出ているのは堺市在住の銭谷明容疑者。
銭谷容疑者らはグループでスマートキーの弱点を突いてガラケーでエンジンを動かして窃盗していたそうです。
ガラケーを使って窃盗?
トヨタの技術を窮めた高級車レクサスでそんなことがあるのでしょうか?
具体的にはどういう手口なのでしょうか?
そこで今回は「ガラケーでレクサス160台盗んだ窃盗団の手口とは?スマートキーの盗難防止策を解説!」と題しまして
- ガラケーを使ったレクサス盗難事件の概要は?
- ガラケーでレクサス盗んだ具体的な手口リレーアタックとは?
- スマートキーの車の盗難防止策とは?
などについて調べてみました。
ガラケーを使ったレクサス盗難事件の概要は?

銭谷明容疑者の窃盗グループは男女15人が逮捕されているそうです。
彼らは2019年の3月から2020年の6月までの間に大阪、兵庫、愛知などでトヨタのレクサスやプリウスなどを盗みそのうち27件について窃盗の罪で起訴されたそうです。
27件で起訴ですが本当は160台も盗んでいるようですね。
また車の部品は250件も盗んでいるそうです。
彼らはガラケーのプログラムを改ざんして、社内のコンピューターと接続することでスマートキーで動かすタイプの車のエンジンを動かして盗んだようです。
最近は便利なので車のスマートキーが増えてますよね。
でもそんな弱点があろうとは・・・。
スマートキーを破る手口があってそんな簡単に破られるんですね。しかも道具がガラケーなんて。
この手口は「リレーアタック」と呼ばれていて、日本ではそうでもないですが外国では最近よくある手口のようです。
リレーアタックについて次項で解説します。
ガラケーでレクサス盗んだ具体的な手口「リレーアタック」とは?

スマートキーはポケットやかばんなどに鍵をいれておけば、自動車のドアノブに手を近づけるだけで、ロックが解除され、車にのってエンジンのボタンを押すだけでエンジンがかかるシステムです。
このスマートキーのおかげで大変便利になり、鍵の閉じ込めなんかもなくなりましたね。
しかし悪者はいるようでスマートキーの弱点を狙って盗難するのが「リレーアタック」という手口です。
スマートキーからは電波がでており、キーが車に近づくと車の送受信機が動いてロックしたり解錠したりします。スマートキーには高度なセキュリティシステムがあるので盗難防止になるという触れ込みでした。
しかしリレーアタックでは、銭谷容疑者らの窃盗団が用いていたように受信機で、鍵をもっている人に近づいて電波を拾い、受信した電波を増幅させて仲間に送信、そして電波を受けた仲間が車に近づいて自動車のロックを解除して、エンジンを動かして盗難するという方法です。
鍵から電波を拾う人って送信する人と、それを受信して車を動かす人の少なくとも二人組以上でなければならないようですね。
目をつけた車を運転手が駐車して鍵をかけて車から離れるのにこっそり近づいて電波を拾い、それを送信、十分運転手が車から離れたことを確認して動かすのでしょうね。
めっちゃ巧妙ですね。
しかし電波を拾う技術ってそんなに簡単にできるのでしょうか。
160台も盗んだということですから、電波を受信するやり方が一度やり方がわかったら何度でもできるようなことなんでしょうね。
銭谷容疑者らはその送受信にガラケーを使っていたとうことですね。
スマートキーの車のリレーアタック盗難防止対策とは?

スマートキーの車をリレーアタックの盗難から守る防止対策は以下です。
- スマートキーを電波を遮断するケースに入れる
- 玄関に鍵を置かない
- スマートキーの電波をオフに設定する
- 盗難防止装置をつける
- ハンドルロックをつける
一つひとつについて解説しますね。
スマートキーを電波を遮断するケースに入れる
スマートキーの電波を遮断するケースやポーチが販売されています。また金属製の缶などでも遮断せきるそうです。
しかしせっかく便利な車に近づいたら開けられるという機能が失われてしまします。
いちいちケースやポーチから出さないと行けないですね。
スマートキーを玄関におかない
スマートキーが発する電波は1メートル程度しか届きません。玄関先の車を見て電波を受信する輩がいるかもしれないので、自宅ではスマートキーは玄関から離して置くか、金属の缶などに入れて置く方がよいようです。
スマートキーの電波をオフにする
ディーラーの設定でスマートキーの電波をオフにすることができます。
しかしこれも近づいたらロック解除というシステムなどが失われて不便ですね。
スマートキーの良さが失われてしまうのが難ですね。
リレーアタック対策の盗難防止装置をつける
リレーアタック対策の盗難防止装置も販売されています。
スマートキーはそのまま使えますが、盗難防止を解除しなければ動かせないので盗難対策になります。
ただし費用がかかるのが難点です。
ハンドルロックをつける
ハンドルロックとはハンドルを固定する装置です。
ハンドルロックを外さないと車を動かすことができないので手間がかかるので盗みに来た泥棒は盗難を諦めます。
ただしロックをつけたり外したりの手間がかかってしまいますね。
まとめ
今回はスマートキーを使っている高級車のレクサスなどを盗んだ窃盗団の手口「リレーアタック」について解説しました。
せっかく便利な機能で、盗難にも強いという触れ込みなのに逆手にとってこんな手口で盗まれるなんて嫌なことですね。
防止対策もいろいろありますが、スマートキーの良さが失われたり、手数がかかったりするので手軽な防止策というわけにはいかないかもしれませんね。
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