今回は群馬大学医学部教授の服部健司氏について取り上げます。
2022年10月23日の文春オンラインにて、群馬大学医学部で留年が異常に多くその原因は一人の教授の単位がめちゃくちゃ厳しいことが報じられました。
その教授名が服部健司氏でアカハラではないかとも言われています。
服部健司氏がどんな人物なのか学歴や経歴について調べてみました。
群馬大学医学部で留年が多すぎ!理由は服部健司教授のせい!
2022年10月23日の文春オンラインで、群馬大学医学部の3年生の「3分の1」が留年するという異常事態が発生していることがわかりました。
私立の医学部では結構よく聞く話ですが、国立の群馬大学医学部では留年は少ないので珍しいですね。
群馬大学では1科目でも落第するとその1科目のためにもう一年同じ学年をやらなければならないという進学規程をとっているということです。
しかしその原因は一人の教授のせいだということです。
教授の名前は服部健司氏といい、授業は「医の倫理学」と「医系の人間学」という授業だそうです。そしてこの教授のやり方がかなり批判されていました。読んでみると確かにこの服部健司氏の落第はかなり変だなと思える内容です。
学生ももう1年ダブルと授業料や生活費などのお金もかかるし、奨学金や授業料免除も関わりますし、なにより人生がかかっているんで大変ですね。
記事から簡単に要約すると・・・
- 必修科目なので回避のしようがない
- 落第に対して再試験や補講などの救済措置が全くない
- 成績評価の基準がよくわからない
- 授業の評価は医療をテーマにした即興演劇と提出するリアクションペーパーのみ
- ペーパーテストなどはなし⇛シラバスには期末レポートありと書かれていたのにない
- 授業で失敗が許されず僅かなミスで留年させられる
- 即興演劇を頑張った人ほど単位を落とされた
- 授業で自分の意見を述べたらそれが原因で単位を落とされた
確かにこんなわけのわからない授業で単位を落とされたら困惑してしまうでしょうね。さらに翌年も同じ授業を受けないといけないというのもうんざりです。
また、この服部健司教授の授業で実際、学生が単位を認められず留年しても再試験も受けさせられず、精神に不調をきたしたとしてアカハラ認定もされているということです。かわいそうですね。
医学部に入るのはなかなか大変ですが、入った先でこんなことがあってスムーズに医者になれないのも困りものですね。
服部健司氏がいるうちは群馬大学医学部には行きたくないと思ってしまうのではないでしょうか。
服部健司氏ってどんな人物なのか経歴や学歴について調べてみました。
服部健司(群馬大医学部教授)の経歴や学歴は?出身大学名や高校を調査!
服部健司氏のプロフィールは以下です。
服部健司氏は医者としては異色の学歴ですね。
服部健司氏は中学受験をして東京の中高一貫の名門私立男子高校、芝中学校・高校を出ています。
そして北海道の旭川医科大学に進学。これも現役合格のようですのでかなり頭が良い方ですね。
普通だったらそのままお医者さんとして臨床医になったり、大学で医学の研究をしたりするところですが、服部健司氏は早稲田大学第一文学部哲学専攻に学士入学をします。
そして哲学を大学院までいって学んでいるからなかなかすごい方です。
医学と哲学の両方を学んだことから服部健司氏は医療倫理の第一人者となります。
服部健司氏の職歴は以下です。
- 1984年6月 国立武蔵療養所 (現 国立精神・神経医療研究センター武蔵病院) 精神科臨床研修医 (~1986年5月)
- 1991年4月 財団法人近畿健康管理センター 関東健康管理センター診療所 所長 (~1998年12月)
- 1998年4月 東邦大学薬学部 非常勤講師 (~1999年3月) 明海大学歯学部 非常勤講師 (~1999年3月)
- 横浜国立大学経済学部 非常勤講師 (~1999年3月)
- 1999年1月 群馬大学医学部 助教授
- 2001年4月 前橋工科大学 非常勤講師 (~2004年3月)
- 2002年4月 早稲田大学第二文学部 非常勤講師 (~2004年3月)
- 2002年6月 群馬大学医学部 教授
- 2003年4月 群馬大学大学院医学系研究科 教授 (現在に至る)
- 2005年4月 早稲田大学大学院文学研究科 非常勤講師 (~2007年3月)
- 2005年4月 高崎健康福祉大学看護学部 非常勤講師 (~2009年5月18日)
- 2007年4月 早稲田大学文化構想学部 非常勤講師 (~2009年3月)
- 2008年4月 旭川医科大学大学院 非常勤講師 (~2016年3月)
- 2008年10月 大分大学大学院 非常勤講師 (~2019年3月)
- 2009年4月 群馬パース大学大学院 非常勤講師 (~2017年9月) 自治医科大学大学院 非常勤講師
- 2009年10月 東京大学文学部/大学院文学研究科 非常勤講師 (~2012年3月)
- 2014年5月 前橋工科大学 非常勤講師
服部健司氏は1999年に早稲田大学大学院後期博士課程を満期退学したあと群馬大学医学部の助教授になっています。群馬大学医学部にポストがあったということですね。
医療倫理って多分お金にならない分野ですし、やる人も少ないので服部健司氏は結構いろんなところで重宝されて多数の講師の仕事もされているようです。
この経歴だけみても普通の医師ではなくかなり変わっている方なんだろうなと思いました。
服部健司教授の授業とは?落第が多い理由は?
服部健司教授の授業の様子などもホームページに取り上げられていました。
本物の俳優を患者役にして学生が医師役になり即興演劇をするというもので、なかなか面白そうですし内容も意義深いものだと思いました。
服部健司氏が教授をしている群馬大学医学部医学科の「医学哲学・倫理学」教室は日本では初めてでここにしかない研究室だそうです。
これだけ聞くとなかなかすごい研究室ですね!
医学部では服部健司氏のような存在や医療倫理なんて大事と言われつつもだれも本気では取り組んでいないのでしょうね。
群馬大学医学部は斬新な試みをしているところだと思いますし、服部健司氏は平成18年度と平成19年度に群馬大学ベストティーチャー賞を受賞しています。
私の考えですが、群馬大学医学部の服部健司氏による留年の一件は服部健司の目指す授業や教育のノリと医学部の学生のノリが全然噛み合わないことから生じるのではないでしょうか。
ペーパーテストを頑張ってきた学生にとって服部健司氏の即興演劇の授業は対策のしようがない授業で苦手とし、服部健司教授が思うような域に達しない学生が多かったのかもしれませんね。
私達が患者としてお医者さんに見てもらっても、腕はいいけど何か対応や考え方が世間とずれていたり患者の気持ちに寄り添ってないなと思うお医者さんもいるので、学生も服部健司教授からしたらそういう感じだったのかもしれません。
とはいえ、無理難題で留年したり卒業できなかったりしたら学生もかわいそうですね。
服部健司氏の研究室の存在自体や、群馬大学医学部が医療倫理について日本で唯一研究室を持っているというのは良いことではないかと思うので、なんとか良い方向に改善をして続けていってもらいたいものだと思いました。
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