今回は感染症のサル痘を取り上げます。
サル痘は天然痘に似た感染症で、ウィルス感染する病気です。
2022年5月18日にアメリカのマサチューセッツ州でカナダから帰国した男性がサル痘にかかったとニュースになりました。
怖いですね~
新型コロナ感染症で、感染症の怖さと厄介さを知った私達ですが、次から次へと聞き慣れない感染症が登場してほんと、もう辞めて欲しいです。
今回はそんなサル痘がどんな病気なのか?日本での発症や危険性について調べてみました。
アメリカでサル痘が発生!
2022年5月18日にアメリカのマサチューセッツ州で男性がサル痘に感染したとニュースになっていました。
サル痘って初めて聞く名前の病気ですが、サルに関係あるの?とか思ってしまいます。
サル痘に感染した人の写真を見ると前身ブツブツがいっぱいで「嫌!」って思ってしまいました。
こんな病気、コロナようりなりたくないです~
サル痘はウィルスによる感染症だそうで人から人や動物から伝染るそうですが、こんな病気が日本に押し寄せてくる可能性があるのでしょうか?
どうしたら防げるのでしょう?
もうすでに日本に来てたらどうしましょう!!
サル痘について日本での危険性や、感染経路などについて調べてみました。
サル痘の日本での発症は?感染経路は何かペット(媒介動物)や人同士について調査!
サル痘について簡単な説明は以下です。
- 名前:サル痘(monkeypox)
- 1958年にポリオワクチン製造のために集められたサルの中で天然痘のような症状の病気が流行し初めてサル痘と名付けられる
- 1970年にザイールで初めてヒトのサル痘が報告される
- ヒトのサル痘は中央・西アフリカの熱帯雨林で時々流行する
- 2003年アメリカでサル痘が流行!
- 感染経路はアフリカのガーナからテキサスに輸入したペットのプレーリードック
- 最近ヨーロッパやアメリカでサル痘の症例を確認←ヤバい!?
サル痘の感染経路は動物からです。
サル痘といいますが、サルというよりもうさぎやリスみたいなげっ歯類だそうです。
感染した動物に噛まれたり、食べたりしたことが感染原因になるということで、アフリカから来たげっ歯類のペットからアメリカのプレーリードッグにサル痘が伝染り、プレーリードッグからヒトへうつってアメリカでサル痘が流行したそうです。
サル痘はヒトからヒトへの感染も若干報告されているようです。
日本ではまだサル痘の発生は報告されていません。
実はギリギリ危なくて、日本にサル痘に感染したアフリカヤマネが輸入されるところだったそうですよ。
米国の調査で、テキサス州へ輸入された齧歯類のうち、アフリカヤマネ17匹が2003年5月 8日に日本へ輸出されたことが判明した。 厚生労働省の調査により、7月3日時点では輸入されたアフリカヤマネ17匹中15匹がすでに死亡し、2匹のみが生存していた。この2匹について、国立感染 症研究所でサル痘ウイルスの検査(PCR、ウイルス分離、抗体検査)を行った結果、陰性であった。
NIID 国立感染症研究所
日本に輸入された時には、サル痘に感染したアフリカヤマネは死亡していたということですが、知らずにいたらペットの動物輸入から感染症が広がるっていうことがあるんですね。
さて、昨今問題になっているサル痘はアメリカでは1件ですがイギリスでは5月6日から5月15日までの間に7人のサル痘が診断されたそうです。
サル痘にかかったイギリスの人はお互いに関係のない感染者ですし、海外にも行っていないということで感染経路が不明だそうです。
このイギリスなどのサル痘のクラスターは異常だということで結構問題になって、ニュースになっているということです。
日本でも今後、外国人が以前のように行き来できるようになると、サル痘のクラスターが起こるかもしれません。
サル痘の症状や致死率は?
サル痘の症状は以下です。
- 潜伏期間:7日から21日(平均12日)
- 発熱、発汗、頭痛、悪寒、咽頭痛、リンパ節腫脹が現れる。
- 重症だと天然痘と区別できない
天然痘といえば世界から根絶されたと聞きますが、体中に発疹ができて死んでしまう恐ろしい病気だそうですよね。
サル痘の致死率は数%から10%
天然痘の致死率は20%から50%ということですから、それよりは低いようです。
それにアメリカでの発症では死亡した人はいないそうです。
しかし、どうやらサル痘には西アフリカ型とコンゴ型があり、死亡例の大半がコンゴ型ということです。
ただしアフリカでの話なので医療体制や栄養の問題などあるため先進国ではどのぐらいの致死率になるかわからないそうです。
サル痘になっても、現在特効薬はなく対処療法のみ。
そして天然痘の予防と同じく種痘が予防になるそうですが、天然痘が根絶されたため最近の人は種痘を受けてないそうですね。
種痘の定期接種は日本では1976年を最後に廃止されてしまったそうなんですよね。
サル痘なんて病気がもし流行り始めたら結構やばいことになるのではないでしょうか。
サル痘の関連記事
サル痘が気になった方にはこちらの記事もおすすめです。
よかったら読んでみてください。
コメント